とらわれる
  あまいかおりに
       あいまいに  
空洞のような表通りを歩いて
愚直な裏通りに惑い

川のほとりにある小路で
一息ついた

    長谷川 忍
秋の夕暮れ空
夕飯のかおりと共に
懐かしき
幼き純な私が描かれる

   un_poeme
寂しさが
空気のように
喉元まで来ているのに
思い出せない

    たかぼ